Gユウスケ

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相州戦神館學園 八命陣【萌えゲーアワード2014 燃え系作品賞受賞】

昨夜見た夢の続きを今夜見て、その続きを明晩見る。情景は鮮明。それが夢であることを常に理解し、かつ起きた後も忘れない。つまり、連続した明晰夢。たとえ身体は眠っていても、心は片時も止まっていない。幼い頃から毎夜そうした夢を見続けてきた柊四四八は、通常なら人生の三分の一を要する休眠を、精神的な面ではしていないも同然だった。ゆえに心配される疲労も、不健康も、なぜか彼には一切無い。むしろ覚醒が途切れないことで気持ちは同世代の友人たちより数年先行しており、能力も高い秀才としてさえ通っていた。異常体質と言えば異常体質。だが実際に問題は起きてないので四四八はこれを己の長所と解釈しており、それ以外はごく普通の学生として日々の生活を送っていた。しかし、そうした自分と同じ特徴を持つ初めての相手――世良水希に出会ったことで四四八の人生は一変する。彼の友人たちも夢の世界に入ることが可能となり、当初は不思議に思いつつも楽しんでいた面々だったが、ある日を境に自分たちが巨大な歯車に絡め取られたのを自覚した。この夢は人を殺す。この夢は歴史を変える。この夢は、一度足を踏み入れた者を絶対に逃がさない。生涯不眠を貫くことなど不可能である以上、死の夢は夜毎四四八たちを招き入れる。ゆえに、そこから脱する方法は二つだけ。今すぐ自ら命を絶つか、どこまでも突き進んで悪夢の謎を解き明かすか。否応のない二択であり、戦わなくてはならない動機もあった。そして何より、四四八たちは皆が等しく思っていたのだ。これほど理不尽で不可解な状況なのに、なぜか巻き込まれたという気がまったく起きない。まるで、こうなることこそ皆の総意……自ら選んだ願いなのだというかのように。 もっとみる
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タペストリー-you will meet yourself-【萌えゲーアワード2009 ニューチャレンジ賞金賞受賞】

主人公、はじめは幼い頃から手芸好きだったこともあり、その実力は神業的。子供の頃から仲良しで手芸好きだけど不器用な幼なじみや、手芸部の仲間たちと共に仲良く楽しく過ごしていた。しかし、その日常に突然の転機が訪れる。突然の昏倒。そしてはじめに知らされる生命の刻限……助かることのない死病に取りつかれ、残された時間がわずか半年である事を。『永遠』なんてない。突きつけられた現実の中で、はじめは思う。「笑顔のままでいよう」生きている時間を、家族のため、仲間たちの笑顔を曇らせないために。まだ、はじめは知らない……幼馴染の少女にいつのまにか知られた期限彼女がひとりで抱えてしまった苦悩をそれでも見せた、健気な笑顔と隠された涙をそして、はじめと仲間たちは生きていく。笑顔で過ごす事を選んだはじめのためにかけがえのない『今という永遠』を笑顔で過ごすために。 もっとみる
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アキウソ −The only neat thing to do−

――人は誰もがウソをつく。自分を守るための嘘。自分を否定するための嘘。自分を誤魔化すための嘘。自分であり続けるための嘘。嘘にも種類があって、誰もが嘘をつく理由を持っている。理由は分からない。けど、嘘をついているのは分かる。そんな中途半端な能力を持つ少年・櫻井宗一郎。しかし、その能力を得た代償は必要な訳で。彼は能力を得た代償を支払うため、数々の依頼をこなし続けていく。麻保志学園に入学して、初めての秋。宗一郎は紅葉並木で一人の少女と出会う。自身よりも二回りほど大きい男子生徒を地に伏せ――血のような赤い瞳と、輝く黄金の髪を靡かせながら――どこか寂しげな表情を浮かべていた――エリス・F・カートレットと。――その出会いから、4年後。紆余曲折を経て、二人は関係を深め、今では互いを『相棒』と認めるほどの仲となっていた。そんな折、急に体調を崩したエリスは寝込んでいた。そのことから、同居人である宗一郎は彼女の看病をすることに。そんな彼に、ベッドから体を引きずるようにして起き上がったエリスは頬を赤く染めながら、真剣な表情で自身の願いを打ち明けた。「あたしと……その、エッチして欲しいんだけど……」「…………」「…………」「……まぁ、とりあえず今は寝てろ。明日目が覚めたら、今日の事は黒歴史認定してると思うけどな」「冗談じゃなくて本気なんだけど!?」果たしてエリスの言葉の真意とは?そして、宗一郎の選択とは!?紅葉が舞う秋空の下、たったひとつの冴えたやりかた(The only neat thing to do)を巡る物語――始まりますっ! もっとみる
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Dies irae 〜Acta est Fabula〜【萌えゲーアワード2010 BGM賞金賞受賞】

大地は血を飽食し、空は炎に焦がされる。人は皆、剣を持って滅ぼし尽くし、息ある者は一人たりとも残さない。男を殺せ。女を殺せ。老婆を殺せ。赤子を殺せ。犬を殺し、牛馬を殺し、驢馬を殺し、山羊を殺せ。――大虐殺ホロコーストを。目に映るもの諸々残さず、生贄の祭壇に捧げて火を放て。この永劫に続く既知感ゲットーを。超えるためなら総て焼き尽くしても構わない。1945年、5月1日……ドイツ。陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。彼らはいずれ戻ってくる。そのとき世界は破滅する。ゆえに、再来を許してはならない――と。そして61年の歳月が流れた。彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。しかし――2006年……日本。諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。しかし、それすらも崩れ去る。夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺●犯。それを追う黒衣の‘騎士’たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。変わらなければ、生きられない。生き残らないと、戻れない。加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。何も大層なことを望んでいるわけじゃない。正義や大義を振りかざしたいわけでもない。ただ、還りたいだけ。つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。聖槍十三騎士団との戦い。狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。その果てに、蓮はいったい何を見るのか。 もっとみる
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Dies irae 〜Amantes amentes〜 HD −Animation Anniversary−【全年齢向け】

1945年、5月1日……ドイツ。陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。聖槍(せいそう)十三(じゅうさん)騎士団(きしだん)――時代の闇が生んだ超人たち。彼らはいずれ戻ってくる。そのとき世界は破滅する。ゆえに、再来を許してはならない――と。そして61年の歳月が流れた。彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。しかし――2006年……日本。諏訪原(すわはら)市の学園に通う藤井(ふじい)蓮(れん)は、とある事件を境に親友・遊佐(ゆさ)司狼(しろう)と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、今この手にあるものを大切に……と。だが、それすらも崩れ去る。夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺●犯。それを追う黒衣の‘騎士’たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。変わらなければ、生きられない。生き残らないと、戻れない。加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。何も大層なことを望んでいるわけじゃない。正義や大義を振りかざしたいわけでもない。ただ、還りたいだけ。つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。聖槍十三騎士団との戦い狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続きその果てに、蓮はいったい何を見るのか… もっとみる
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Dies irae 〜Acta est Fabula〜 HD −Animation Anniversary−

大地は血を飽食し、空は炎に焦がされる。人は皆、剣を持って滅ぼし尽くし、息ある者は一人たりとも残さない。男を殺せ。女を殺せ。老婆を殺せ。赤子を殺せ。犬を殺し、牛馬を殺し、驢馬を殺し、山羊を殺せ。――大虐殺ホロコーストを。目に映るもの諸々残さず、生贄の祭壇に捧げて火を放て。この永劫に続く既知感ゲットーを。超えるためなら総て焼き尽くしても構わない。1945年、5月1日……ドイツ。陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。彼らはいずれ戻ってくる。そのとき世界は破滅する。ゆえに、再来を許してはならない――と。そして61年の歳月が流れた。彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。しかし――2006年……日本。諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。しかし、それすらも崩れ去る。夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺●犯。それを追う黒衣の‘騎士’たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。変わらなければ、生きられない。生き残らないと、戻れない。加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。何も大層なことを望んでいるわけじゃない。正義や大義を振りかざしたいわけでもない。ただ、還りたいだけ。つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。聖槍十三騎士団との戦い。狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。その果てに、蓮はいったい何を見るのか。 もっとみる