Lamia

『手に入れてやる。全てを―――』聖ルイトス学園でカウンセラーを務める主人公、摩釣幻夜。かつて勤務していた病院内の派閥争いに破れ、左遷同然の扱いで追い出されて全てを失った。カウンセリングを装い、催●術を使って女生徒を意のままに操る。彼女等に奉仕させ、犯し、鬱憤を晴らす退屈な日々。ある日、同僚保険医の咲良が口を滑らせた。かつて師と仰いだ桐原教授は、特別な『遺産』を残して逝ったらしい。それが何かは分らないが、理事長は血眼になって探している、と。面白い。まず桐原教授の娘達、萌とさきの姉妹から遺産についての話を聞こう。咲良からももっと詳しい情報を引き出す必要がある。話せない、というのなら、その時は――。どんな手を使っても必ず手に入れる。失ったモノを取り戻す。誰にも邪魔はさせない。彼の復讐劇の幕が開こうとしていた……。 もっとみる

付き合い始めたばかりの初々しいカップルである、望田英一と月村楓。同じ図書委員会に入ったのが縁で知り合い、仲を深めていく内に、楓から告白する。それを英一は受け入れ、晴れて2人は恋人同士となった。しかしある日、そんな関係を脅かすメールが届く。「この写真をばらまかれたく無ければ、命令を聞いてね★」ふざけた語尾とは裏腹に、2人の着替え姿や排泄姿などの明らかに盗撮と思われる画像が添付されている。更に命令内容は、付き合いたてのカップルにはハードルの高い、淫靡なモノだった。お互いがお互いを思いやった結果、姿も目的も見えない脅迫者の言うことを仕方なく聞き入れてしまう。だが、命令をこなしていくと共に、英一自身も気づいていなかった、心の奥底に渦巻いている激しい性的欲求が首をもたげてくる。こうして、英一の幼なじみであり学園の国語教師でもある南条真弓を巻き込みつつ、事態はエスカレートしていく。英一の外れてしまったタガは、戻らないままで――― もっとみる