ウグイスカグラ

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冥契のルペルカリア

「神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。神々と同じように、残酷になることだ」Salvador Dali若くしてこの世を去った天才女優。ある種の伝説的な存在となった彼女は、壮絶なる演劇の果てに一つの真実を得た。月日は経過し、春が訪れる。主人公・瀬和環は、新入生歓迎会にてとある演目を目にすることになる。「劇団ランビリスへようこそ!」ゲリラ的に開催された、学生劇団による突発公演。かつて、天才子役としてデビューしながら、演劇の道を断った主人公は、懐かしい思い出に駆られていた。「ちょっと、見に行こうぜ」野次馬根性から始まる、不条理の物語。幕を開けた物語は、終わりを迎えるまで止まることはないのだろう。芝居を愛する天然少女、架橋琥珀。演劇の申し子、匂宮めぐり。人気急上昇中のネットアイドル、天使奈々。役者を諦めた裏方少女、箱鳥理世。「最高の演劇にしよう!」彼らが掲げるは、北欧神話をモチーフとした舞台’フィリア’公演。まばゆいスポットライトを浴びながら、物語の上で踊る彼女らは美しい。白髪赤目が導いてくれる。君にとっての、都合のいい結末を――。 もっとみる
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水葬銀貨のイストリア【萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞 受賞】

水の都・アメマドイ。海上に作られた人工島は、華やかで彩りのある美しい町並みを形成していた。そんなアメマドイに住まう僕たちは―― いくつかの問題を抱えている。礼儀正しく、心優しい幼なじみ・煤ヶ谷小夜(すずがや さよ)。奇想天外系妹・茅ヶ崎夕桜(ちがさき ゆうら)。ヒーローに憧れる後輩・小不動ゆるぎ(こゆるぎ ゆるぎ)。裏路地のゴミ箱にはまっていた、汐入玖々里(しおいり くくり)。そして、僕こと、茅ヶ崎英士(ちがさき えいし)。心に傷を負った僕たちを待ち受けるのは、様々な思惑・事件の数々。時には部室を賭けて神経衰弱をしてみたり。 捨てられていた少女とババ抜きをしてみたり。打ち上がる花火に心を奪われながら、失くしたものを補おうとする。僕なりの方法で、何かを成そうと懸命に生きていく。こんな僕でも、誰かの力になれるなら――「――ハッピーエンドを、約束しよう」みんなが笑顔になれますように。涙が失われたこの町で、僕たちの成長物語は始まっていく――。 もっとみる
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紙の上の魔法使い【萌えゲーアワード2014 ニューブランド賞受賞】

その島には、小さな図書館があった。とある少女のためだけに用意された、遊行寺家の個人図書館。そこには物珍しい書物がたくさん蔵書されていて、読書好きな人間にしてみれば、この上ない幸せの場所である。そして、そんな素敵な個人図書館には、素敵で愉快な住人がいた。本を愛するひきこもり少女・遊行寺夜子。毒舌クールな主人公の妹・月社妃。図書館に居候する天然少女・伏見理央。そして、後に導かれる探偵少女・日向かなた。まるで導かれるように、彼らは出会い――そして、‘‘本が好き’’であることをきっかけに、彼らの青春は始まる。初めは寂しげだった図書館だが、外部から光が差し込んで。気が付けば―― 彼らは、幼なじみとも呼べる親しい間柄になっていた。それから、二年後。家庭の事情から島を離れていた主人公は、久しぶりにあの図書館へ帰ってくることとなった。6年前とは何も変わらずに、あの図書館も親愛なる幼なじみたちも、変わらずにいてくれて。しかし、6年前には知らなかった ‘‘図書館の秘密’’が主人公を待ち受けていた。「――本に書いてあることが、現実に再現されてしまいます。 そう、どんなことでさえも」甘酸っぱい恋愛系のお話なら、奇跡のようなラブロマンスが。驚きのファンタジー小説ならば、明日には吸血鬼が現れて。ちょっぴり怖いホラー系の物語ならば、あなたの後ろで幽霊が手招きをする。その本は、現実に物語を開くのだ。「それが、‘‘魔法の本’’」瑞々しいほどの青春と、切ない感情に揺さぶられた、小さな図書館の物語を。遊行寺夜子の、強がりを。月社妃の、可憐さを。伏見理央の、健気さを。日向かなたの、煌めきを。さぁ――キミと本との恋をしよう。 もっとみる