師走ほりお

CGがいい

想いを捧げる乙女のメロディー

主人公・雨桜(あまざくら)みさきはドイツに留学しているピアニストの卵。ある日、日本で音楽教師をしている姉から電話がかかってくる。姉が勤めるリーリエ女学園には、楽器技師であったみさきの亡き父が手がけた唯一のピアノがあり、いつかそのピアノを弾くのがみさきの夢でもある。だが、そのピアノは今年を最後に博物館に寄付されることになると姉から聞く。その姉から、自分の代わりに音楽教師をやってもらえないかとお願いをされ日本に戻るみさき。父が残したピアノを弾けるかもしれないという希望を胸に。学園に到着後、姉が話を通してくれているという学園長に会う。学園長「キミには女装して『先生兼女学生』として、生活してもらう」みさき「は、はいぃぃぃいいぃ!!!?」なんと、父のピアノはリーリエ女学園に在学する学生が学園祭の時にだけ弾くことが出来る特別なものだった。ピアノを弾けるのはこれが最後のチャンス!しかし…これではまるでヘンタイで、もし正体がバレてしまえば笑い話では済まないだろう。かくして幕を開ける、女装×先生×学生の三重生活。この先、みさきはどうなってしまうのか…!? もっとみる 特集: 『月野きいろ』さん出演作品特集
SF

はるまで、くるる。 DL版【萌えゲーアワード2012 シナリオ賞 銀賞受賞】

とある事情。とはいっても、それがどういう事情によるものなのかは、俺にも説明不可能なんだけど……。とにかく俺は4人の女の子達と人里離れた場所で長い春休みを過ごすことになってしまった。どれだけ人里離れているかというと、まずコンビニなんかは当然ない。携帯だってないし、やけに性能のいいノートパソコンは山のようにあるけど、ネット環境はない。そこにあるのは、温泉宿みたいな大きな寮舎と、廃校寸前っぽい校舎。休み中の田んぼと、実った冬野菜が並ぶ畑。遠くに見えるのは雪を頂いた青い山脈と、綺麗に澄んだ海。……そして、空の果てまで続く、見たことのないほど高い、用途不明の煙突。ファンタジックな出来事も、SFちっくな出来事も、ミステリーみたいな出来事もなく、それなりにいろいろありながらも俺は4人の女の子と平穏な毎日を過ごしていたつもりだったが、それは大きな間違いだった。女の子の1人。無茶なことをしがちな静夏が、唐突に言ったのだ。「ここをこの男のハーレムにするわ!」ハーレムって言ったら、あの……その……。ええええっ?!いったいハーレムが何を意味するのか、俺は服を脱ぎ始めた静夏に教えられることになって……。 もっとみる