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秋空に舞うコンフェティ

「始まりは雨の日の出会い、そして一冊のノート――」樹々が黄や紅に染まる秋。俺――秋津隼人は、一人の少女と出会った。夜長に降り始めた雨の中、傘も差さず佇んでいた少女。少女が落としたものと思われる一冊のノートを手にした時から、俺の平凡な生活は少しずつ変わり始めた。ノートの持ち主を探し、廃部寸前の演劇部へと訪れた俺。その俺が見たのは、個性的な演劇部の面々だった。雨の日に出会った少女、ぐーたら脚本家で、気が抜けると人外の垂れ生物になる先輩・安藤沙夜。真面目で大人しいと思っていたクラスメイトの上城雪は、リボンを付け替えるだけでガラッと性格の変わる超演技派体質。七海姉――佐倉七海部長は、天然ボケとおっとりの度合いがだいぶ激しすぎるお隣さん。そして、学園の屋上で何故か行き倒れていた少女・奏衣。変わった演劇部の面々+1名に囲まれて。気づけば俺は、演劇部再建のために演劇部に入部し ――そして、いきなり主役の片方を任されることになる。地元に伝わる、とある都市伝説を題材とした、オリジナルの演目。沙夜先輩の書くその演目には、確かに俺も興味を惹かれて――慣れない練習に、俺を振り回す声、日々、深まる秋の気配に包まれて、大して気にも止めなかったモノクロの世界が、 緩やかに彩られてゆく。彼女たちとの関わりの中で――秋雨の幕があがる頃、俺は――俺たちは、いったい、どんな景色の中にいるだろうか―― もっとみる
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七つのふしぎの終わるとき

明治時代に創立、少人数全寮制のリベラル・アーツ教育の伝統が今も残る場所、時ノ台学園。進藤智はそんな進学校に入学し、ごく普通の毎日をすごす少年だった。しかし、智には秘密があった。それは祖母から譲り受けた、時間をコントロールする力を持つ時計を持っていること。智は時計を活用することで、楽しく効率的な学園生活を送っていた。あるとき智は、学園に存在する七不思議と時計との間に関係性があることを突き止める。七不思議に対応した七つの時計―― 時計を手に入れれば、時間を操る様々な力が使えるようになるかもしれない。興味を持った智は、放課後になると、七不思議の生まれた場所であるとされる旧校舎を探検するようになった。探検をする中で、智と同じく時計を持つ者や、何代も前の卒業生から七不思議を調べる伝統を受け継いだ新聞部など、ただ学園に通うだけの毎日ではすれ違っていた少女たちと出会う。そして友人たちとの探検の結果、智たちは七不思議の 1つの正体を突き止める。過去でも現在でも未来でもない、時間の止まった空間――そこに和服姿の少女が眠り続けていた。少女は時間を操る力を持っていたが、自分の力を七つに分割して時計に封じ込めたことで、力を失っていた。少女は智の時計の力 (タイムリープ) によって、過去ではなく現代で目覚めてしまい、元の時代に戻れなくなってしまったらしいが……時計をすべて揃え、本来の力を取り戻せば少女は元の時代に戻ることが出来ると分かり、智たちは七不思議の謎に挑んでゆく。 もっとみる
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etude 10th anniversary collector’s edition

etude10年の軌跡をひとつに――4タイトル同梱のコンプリートBOX!!植田リョウ原画による独特な描写で個性溢れるキャラクター。幻想的な世界観に沿う様に構成されたシナリオを売りとした、etudeの4タイトルをまとめたコンプリートBOXが遂に登場!【収録作品】・巫女舞 〜ただ一つの願い〜・そして明日の世界より――・秋空に舞うコンフェティ・七つのふしぎの終わるとき もっとみる